ITAM World 2017

＜概要＞
ITIL®のSAMガイドの見直しを請け負った欧米のSAM・IT資産管理の第一人者が、欧米諸国におけるSAM・ITAMの変遷と今後の重要なトレンドについてご紹介します。SAM/ITAMの導入によるコスト削減や、IT資産管理におけるアウトソーシングの問題、ITSMSやISMSとの統合など、これからのSAM/ITAMの方向性について知る貴重なセッションです。

＜プロフィール＞
英国ダービーシャー州ボクストン在住。
20年間大手会計事務所数社で勤務し、デロイトのディレクターを務め、IT資産管理、ITIL®、ソフトウェア資産管理業界の第一線で活躍。
2007年から2014年6月までSAMおよびITAM標準（ISO / IEC JTC1 SC7 WG21または 'WG21'）を担当するISOワーキンググループのコンビナー。
ISO/IEC 27001 (情報セキュリティ) や ISO 9001 (品質)と同様、ITAMの標準である19770-1をISOマネジメントシステムの標準とするべく、最新の改訂版を富士通の高橋快昇氏、クロスビートの篠田仁太郎氏とともに行っていた編集者の一人で、ITIL® SAMガイドの原文（2003年）のプロジェクト管理や作成にも広く貢献し、同ガイド改訂版の共同編集も行っている。
銀行でのIT関連部門、化学産業および政府のIT監査においてIT関連の職を歴任し、退職後は自社のm-Assure社において現在もなお、基準編集作業に深く関わっている。公認会計士（CPA）、公認情報システム監査人（CISA）などの資格を保持。
ISO/TC251（アセットマネジメント）、ISO/IEC JTC 1 SC38（クラウドコンピューティング）の委員会メンバーでもある。

＜概要＞
不適切なライセンス管理に潜む重大なリスクと、コンプライアンス実現のためのSAMの必要性について、最新の事例を紹介しながら、弁護士の立場からわかりやすく解説します。

＜プロフィール＞
1987年に弁護士登録。企業のリスクマネジメント・コンプライアンス、広報法務を専門とし、企業犯罪や銀行法・金融商品取引法・独占禁止法関連事件等を多く担当する。また、知的財産権、特に映画・音楽・ＩＴ関連の分野や、食品・医薬品関連法の分野も得意とする。97年にTMI総合法律事務所パートナーに就任。2004年から07年まで最高裁判所司法研修所民事弁護教官に就任。12年4月から13年3月まで東京弁護士会副会長・日本弁護士連合会常務理事、15年4月から16年3月まで関東弁護士会連合会副理事長に就任。BSAザ・ソフトウェア・アライアンス日本担当顧問を務める。

＜概要＞
グローバルに展開するロシュ社。セキュリティにも厳しい世界トップクラスの製薬会社でSAMの管理責任者であるアレジナ氏。 欧米のSAM業界でも知名度の高い氏のこれまでの貴重な経験から、グローバル企業における回避すべき落とし穴や、大規模組織においてSAMを成功裏に構築するためのベストプラクティスなど、SAMユーザーとしての経験を詳細にご紹介いただくセッションです。

＜プロフィール＞
世界的な製薬会社であるロシュ社（中外製薬はロシュ社の関連会社）におけるソフトウェア資産管理責任者。
ドイツポスト社でのグローバルライセンス事業統括責任者も歴任。
10年以上にわたるSAMとソフトウェアのコンプライアンス経験により、ステークホルダー契約のポリシーとプロセスを最適化し、長期的なソフトウェア管理戦略を確立した。コストとリスクを削減し、最適な柔軟性を提供するより好ましいソフトウェアライセンス契約を締結するため、パブリッシャーと交渉してきた経歴を持つ。
これまでに、多くのソフトウェア監査ポリシーと手順を組織において開発し、ソフトウェアコストの大幅な削減に貢献しており、IT資産管理やソフトウェア資産管理に関するカンファレンス等で、いくつも講演してきた実績を持ち、欧米ではSAMユーザーの第一人者として認知されている。